年収400万の養育費相場はいくらになる?
養育費の相場について気になる方は多くいらっしゃいます。
このページでは、離婚問題に関する多くのテーマの中から、養育費の相場についてご説明いたします。
■養育費の相場とは
協議離婚においては、夫婦が離婚の諸条件を自由に取り決めることができますが、子どもがいる夫婦が離婚する場合には、親権者の決定に並んで、養育費の金額について争いとなるケースが少なくありません。
養育費について相場を検討する際には、養育費算定表が有効です。
養育費算定表とは、家庭裁判所において利用されている表で、養育費を支払う義務のある側と受け取る権利のある側のそれぞれの年収、及び、子どもの数と年齢という条件から、支払われるべき養育費を導くことができる表です。家庭裁判所において行われる夫婦関係調整調停(離婚調停)や離婚裁判において、養育費算定表が用いられており、協議離婚での離婚を念頭に置いている場合であっても、養育費算定表を利用して相場を検討することが解決の糸口となる可能性があります。
■年収400万の養育費相場
ここでは実際に、養育費を支払う側の年収が給与で400万円の場合について、養育費算定表を利用して算定してみます。
養育費を受け取る側の年収が給与で100万円のとき、0歳から14歳までの子どもが1人いる場合には4~6万円となり、0歳から14歳までの子どもが1人と15歳以上の子どもが1人いる場合には6~8万円となります。
また、養育費を受け取る側の年収が給与で200万円のとき、同様に、0歳から14歳までの子どもが1人いる場合には2~4万円となり、0歳から14歳までの子どもが1人と15歳以上の子どもが1人いる場合には4~6万円となります。
このように、養育費算定表を利用すると幅を持って金額を算定することができるため、養育費の金額で争いがある場合は、養育費算定表で算定された金額を基準として話し合いを進めてみてはいかがでしょうか。
なお、これらの金額・幅はあくまでも一般論であり、個別具体的なケースでは異なる場合がございますので予めご留意ください。
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