交通事故に遭ってしまったら?事故発生から解決までの流れ
「初めて交通事故の被害にあい、大怪我をしてしまった。入院中で仕事にも行けないが、今後の生活が心配だ。」
「コンビニの駐車場に車を停めていたら、傷がついていた。誰かに当て逃げされたようなのだが、泣き寝入りするしかないのだろうか。」
交通事故の被害に遭い、このようなお悩みを抱える方は決して少なくありません。
このページでは、交通事故にまつわる数多くのキーワードのなかから、交通事故に遭ったときから事故発生から解決までの流れについて、くわしくご説明してまいります。
■交通事故の種類
皆さんは、交通事故に種類分けがあることをご存じでしたか?
まずは、交通事故の種類についてご説明いたします。
1. 物損事故
物損事故とは、モノだけが被害にあった事故のことをさします。
物損事故の具体例としては、民家の塀を壊される事故や、ガードレールへの接触事故などが挙げられます。
また、人が乗車している車同士の事故であったとしても、怪我がない場合には物損事故として取り扱われることがあります。
2. 人身事故
人身事故とは、人が被害にあった事故のうち、被害者が生存しているものをさします。
人身事故における被害者の怪我の程度はさまざまで、打撲のようなものから、後遺障害が残ってしまうようなものまで含まれています。
3. 死亡事故
死亡事故とは、人が被害にあった事故のうち、被害者が死亡しているものをさします。
死亡事故においては、被害者が亡くなっているため、遺族が損害賠償請求を行っていくことになります。
交通事故はその様態がさまざまですが、上記の3つの種類に分けて考えることが一般的となっています。
■交通事故発生時
交通事故発生時には、まずご自身と周囲の安全を確認することが第一です。
怪我がないかどうか、また、被害の程度はどのくらいかを確認します。
周囲の安全を確認することができたら、警察と消防に通報します。
消防への通報はもちろんですが、警察への通報については、どの種類の事故であれ必ず行わなければならないということに注意しましょう。
軽い物損事故だからといって、警察へ通報せずにいると、事故の記録が残せず、保険金が下りないこともあるのです。
また、二次的な事故が発生しないように、三角コーンや発煙筒を用いて、後続車に事故を知らせることも必要です。
■現場では絶対に示談をしない
加害者が警察へ通報しないように懇願し、現場で示談を成立させようと交渉してくるケースがあります。
しかし、示談は口約束であっても、一度成立してしまうと覆すことが難しくなります。
後々大きなトラブルに発展する可能性が高いため、現場での示談は絶対に行ってはなりません。
■事故後の流れ
事故後は、怪我がある場合には救急搬送され、病院で診察や治療をうけることになります。
これに前後する形で保険会社から連絡があり、示談に向けて交渉が始まります。
多くの場合は保険会社が提示する内容で示談が成立しますが、ほんとうにその示談金で十分なのか、過失割合に不満点はないかなどを確認する必要があります。
示談が成立すれば、保険会社から示談金を支払ってもらい、損害賠償問題については解決となります。
しろくま法律事務所では、損害賠償請求や後遺障害等級認定など、交通事故に関するご相談を受け付けております。
大阪市を中心に関西地方からの相談に広く対応しております。
交通事故についてお困りの方はお気軽にしろくま法律事務所までご相談ください。